こんばんは。TOMYです。
を購入、愛用、検討されている方へ向けたケアを書きます。
まず、レザーの特徴はさらりとしてます。これは素材そのもののまっさら
な状態である証拠です。決してワイルドではなく、素材感ある綺麗さがあり、このニュートラルな状態をスタートに選びました。
素材は国産原皮のレザーを兵庫姫路市のタンナーさんがなめした純国産素材です。
なめしはミモザ等の植物成分を主としたタンニン鞣し(なめし)のナチュラル(ヌメ)
※「なめし」についても今度簡単に書きます。
レザーで真逆を例えるなら
男性らしく、紳士モノで人気の「ブライドルレザー」あたりですね。
オイルや蝋を多く含んだレザーで、すでに、ぬるりとオイリー。
お米で例えるならTOMYMADEのヌメが炊き立ての白米。
ブライドルレザーが香ばしさがそそる炒めたバターライス。
「へえ、そのくらい違うんだ」「どっちもおいしいけど目的が違うね」
の2点をご理解頂けていたら幸いです。
では、そんなさらりとしたナチュラルレザーをどうケアしていただくか。
正解は無いので、おすすめと注意というスタンスでお受け取りください。
まず基本はこの記事と同じなんですが
ナチュラルがゆえの踏み込んだポイントは
初期の注意3点。
①.色移り②.シミ③.汚れ
これをうまく乗り切るのが大事です。
ナチュラルは何にも染まっていないレザーがゆえに、影響を受け易いです。
まっさらな初期ほど触れたものが反映されます。
汚れた手、雨の玉染み、デニムなどの褪色しやすい生地。
すべてが対象です。面倒であっても、その先を楽しむ為の大事な期間です。
ではどうするか。
綺麗な手で触り、濡らさず、色うつりする色の生地との接触を避ける。
そう。シンプルです。
さらにこれら全てを手助けしてくれるのがクリームです。
汚れにくく、水をはじきやすく、色移りしにくい。状況を作ってくれます。
1番最初にクリームを入れる際のポイントは
手早くまんべんなく入れる。につきます。
最初は吸い込みが良いのでムラ防止です。
レザーにクリームやオイルを入れすぎるのも良くないのですが、TOMYMADEのNUELのナチュラルに関しては、最初の30日で3~4回いれても良いと思っています。
量は徐々に減らしながらで大丈夫です。
この期間の汚れやシミを防ぐことで後の美しさに差が出ます。
クリームを入れた直後はレザーが濃くなりますが、1時間もするとまた色は薄まります。
これを、年月をかけて繰り返すことで、色が変わり、艶が増し、汚れを受付にくいレザーへと育ちます。
2カ月もすると、なんとなくレザーの状態がわかるようになってくると思いますが、
目安として、乾いた感じがする、水を良く吸う。と感じたら、クリームを入れて下さい。
反対に艶が出ない、しっとりし過ぎていると感じたら、クリームを入れるタイミングではないか、頻度が多いです。
「今がベストだよ!」
とレザーが出してくれるサインは
「艶と撥水」の2つです。
艶も撥水性もあるときは状態良しです。
そのサインを感じ取り最高のエイジングをお楽しみください。
使用頻度にもよりますが、ケアは徐々に楽になります。
月3が月1に。月1が3か月に1回に。
1.2年後には半年に1度くらいになってると思います。
そのころには愛用品と呼べる程になっているでしょう。
ということで、TOMYMADEのNUELシリーズ
「ナチュラル編」でした。
最後に
ケアはモノも時間も自分自身も
楽しめるものです。
おしまい。