こんにちは
TOMYです。
現在
絶賛、新店準備と、ギフトシーズンの製作中です。
今日は新店にまつわる話や気持ちも少しずつ話さなければという部分で
第一話
「近いとか遠いとか」
です。
僕は「遠いね」
と言われ続けてきました。
1986年冬
秋田の田舎で生まれ、保育園も小学校も、中学校も遠くて、高校も遠くて高一から下宿して(野球部というのもあり)
社会人になり大阪に出て職人の道に進み
もれなく
職人の工場や製作現場は中心からは遠く
その後の東京でも都心からは離れた足立区にてアトリエを構えています。
昔から
だいたいいつも
遠いことを人から知らされます。
誰かが言います
「とおっ」「遠いね」
TOI...NE ? (僕)
ワタシ、トオイ
アナタ、チカイ
そんな感じで文明の無い田舎モノ状態からこうして今に至るのです。
そして大人になり、土地には役割と歴史があることを知ります。
都心で光り輝くお店でも
製作、製造の現場は下町や地方
海外にあるという現実。
その現実の中で僕は作り手になったのだから
都心じゃないとかは、ただのリアルで
実際みんなそうなのよ。
と捉えていました。
それと
場所に
「近いとか遠いとかは無い」とも。
島国の最果ても、山奥に暮らす熊も
その人や生き物にとっては
そこが中心でしかない。
「あら、そんな遠くで」
「あら、こんな山奥で」
遠くない。
奥じゃない。
そう思っていましたし、今もそうです。
それま踏まえたうえで
今
「TOMYMADEって遠いよな」
と僕が思って、千駄ヶ谷にひとつ新たな場所をつくります。
シンプルに、この三年くらいで出会えた沢山のお客様と僕の物理的な距離が遠かったから。笑
そしてその方々との精神的な関係が近かった。
始めてみて、時間が経って初めて
遠くなったのです。
今まで時間をかけてたくさんの方々がアトリエに来てくださいました。
これからはもう少し気楽に、思いつきでも、誰かとでも1人ても、
ふらっと遊びに来てください。
メンテナンスも致しますので。
近くなったTOMYMADEもどうぞよろしくお願い致します。
あ、アトリエが近い人は変わらずアトリエでお会いしましょう。
それではまた。